朝ダンナ君に相談して、美容院へ行く前に教会に行ってきた。
顔は悲劇的な変化ではなかった、きっと若い頃の写真にあわせてくれたんだと思う。亡くなる直前に怪我したところも綺麗に隠してあった。
ずっと傍らにおいていたトロのぬいぐるみを一緒に入れてきた。
蓋を開けてもすぐには見えないように手よりも下に入れてきた。
美容院では母の話は出さずにいられた。
あまり変化が無いように、形を整えてもらって、白髪を染めてもらうだけにしてきた。
母の実体がそこにあればまだ安心していられる。
告別式が終わったら、どうなるんだろう。
兄姉たちは実家をどうするつもりなんだろう。