ガス冷蔵庫からにゃんにゃかにゃーん

猫(飼ってない)とか身の回りのこと

姉からの手紙

なこちゃんから手紙が来た。
納骨式依頼あっていない、メールも来ないのに、いきなり。

  • 実家の片づけは業者に見積もりを取る
  • 借金は等分
  • 家には自分たちが住む

という趣旨の書いてある紙が入っているだけだった。


いやね、いつかは片付けなきゃいけないし、借金は返さないといけないし、なこちゃんが住んだらよいと思うけども。
何の前触れも説明もなく、この紙切れを送ってきて何に賛同しろというんだろう。
常識に照らし合わせて賛同できる、すべきものなんだろうか。


なこちゃんは、はやく結婚して子供を3人産んだものの離婚して、お金に苦労してきたとされている、
夜逃げ的に引っ越した時は引っ越しの費用、一年分の家賃、生活費をみんなで出したらしい。
(私は社会人になりたてでお金がなかったので、準備の日に3人を遊びに連れていった。)
才色兼備、といったイメージが鬼の形相になり、怒りっぽくなり、ひがみっぽくもあり、でもしかたがないのでずっと特別扱いされてきた。


最近は子供達もみんな就職してるし、そろそろひがむのとか止めて、自分の人生を肯定する方向にいったらどうなんだろうと私自身は思っていた。
まあ、今となってはあれだけども、母ともそんな話をしていた。母は「もっと親戚の集まりなんかにも行かせたらよかったかしら」ともいっていた。

実家は売ってなくなるよりはなこちゃんが住んだほうが良いのはたしかだけども、「住みたい」でもなく「住ませてほしい」でもなく「住むこととする」っていうのはどうなんだろうか。

特別扱いされているうちに、それが当たり前と考えてしまうのは仕方がないと分かっているし、そうした周りにも責任はあると思う。
でも、なこちゃんは「特別扱いされないといけない自分を恥じている」んだと思っていたので、今回のこの手紙をみて、結局は特別扱いされたいんだなと感じてしまった。