ミーティングで、派遣は社員の半分の時給で働いているが、
働きは派遣のほうが良い、と派遣先の上司が言っていた。
これは私を名指しで褒めてくれたわけではなく、一般論としてであって、
自分がお金だけの働きをしているか考えろ、ということを、社員の人たちに
言っていたわけだ。
私は別にこれを言われていい気分ではもちろんなくて、社員の半値というのが
少なくともこの会社における派遣の相場なのか、と思ったわけ。
で、社員の人はこれで心を入れ替えるか、と言うと「同じ事やって給料倍なら、
やっぱ正社員よね」と思っているに違いない。私がひとつ会社に長く勤めたら、
そう思っただろう
一時でもわが身を振り返る人は普段からそれなりの働き者で、普段からサボるのに
必死な人は、何を言われてもなんとも思わないのが定石だ。
以前酒の席で、派遣先の上司に「手が空いてるときに仕事を探すなんて正社員はしない」
と言われたことがある。私はそれは派遣か正社員かではなくて、本人の仕事への
姿勢の問題だろう、と答えた。それはそれで本心なのだけれど、"社員と言うものは
手が空いていたらサボる"のが常識な職場と言うのはかなり、人的な資源を無駄に
していて、ひいては人件費を無駄に投じていることになる。
もちろん言わなかったけど。気分的にはかなり引く上司の発言であった